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1月の活動はサバイバル料理対決だ!

1月の隊集会は、「サバイバル料理対決」と称して、予め与えられた食材、制限のある水とガスの量で、どれくらいおいしい食事を作れるか、という活動をしました。

その前の組集会で予め決めておいたメニューを当日スカウトの力だけ(だと難しいの保護者のサポート付き)で調理していきます。

お好み焼きの粉をすいとんに使った1組とピザに使った2組。また、出来るだけ生ゴミを出さないと言うことで、どちらの組もスープに野菜をぶち込むなど、結構ワイルドな料理が出来上がりました。

梅干しの使い道も色々と試行錯誤がありましたが、ツナ缶に梅肉を加えて、マヨネーズで和えるというのが一番ご飯が進みましたね。

今年はさサポートして頂きました保護者も味付けの採点に加わって頂きました。味付けの結果は2組の勝利でしたが、使用したガスの量、水の量、発生した生ゴミの量などを勘案して総合優勝は1組でした。

点数を数値化することで分かったことは、ガスも水も大量に使えばそれなりに美味しい物は作れる。救助の目処が立っている場合は、その日数分生き残れるようにガスや水などの手持ち資源を使っていけば良いが、目処が立たない場合(例えば東北の震災に際して陸の孤島になってしまったような場合)は、いつ救助が来てくれるか分からないので、味付け云々よりもいかにして手持ち資源を節約しながら温かい食事を提供出来るか、と言う視点で考えなければいけませんね。

今回は、調理に際して包丁やまな板を使用せず、ハサミやナイフ+牛乳パックを開いたまな板で調理しました。各組で必要な調理器具は準備することにしていましたが、調理用のナベやフライパン以外にも、盛りつけまでに一時置いておくための器具が必要だと言うことも認識。実際にやってみないと分からないことが結構あるなあと言う印象でしたが、本番で学んでいたのでは手遅れです。こうした、活動が訓練を兼ねて少しずつスカウト(と、そして指導者)の糧になっていけば良いなあと思いました。

今回も例によって「指令書」を準備しました。この利点は、スカウト自身が何をしなければいけないのか、目的は何なのかをはじめに理解し、自律的に行動に移しやすいと言う点です。これまでの活動の蓄積を夏のキャンプで集大成にしたいですね。

スカウト諸君、よく頑張りました。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。

以下、当日の指令書をそのまま記載しておきますね:

指令書。時は20XX年1月27日、とうとう駿河湾沖(するがわんおき)大地震が起きている時代に諸君はタイムスリップしてしまった。とにかく生きていくためには食べることが重要(じゅうよう)だ。前回の組集会(くみしゅうかい)でつたえた食材は無事(ぶじ)にすべて調達(ちょうたつ)できた。しかも、追加の食材もあるらしい。これらの食材は、これ以上の保存(ほぞん)が利(き)かないので人数分全て使い切ってしまうこと(調味料以外)。なお、これからのサバイバル生活を考え、次の面から諸君の調理(ちょうり)を採点(さいてん)し、1組と2組の対抗戦(たいこうせん)とする。人数の多い少ないは採点に影響しない。むしろ協力しないスカウトがいるとマイナス点になるので注意するように。
1.ガスコンロの使用時間(少ないほど良い)
2.使った水のりょう(少ないほどよい。ただしあじつけにちゅうい)
3.出た生ゴミのりょう(少ないほどよい。ただし残った食材は生ゴミとなる)
4.スカウト同士の協力(一人一人が協力すること)
5.食事のおいしさ(大人がぜんいんで判断。おいしい料理を作ろう!)
なお、いつ大きな余震(よしん)が来るか分からないので、リーダー(隊長・副長・デンリーダー)が途中で指示した時間までに調理を終えること。例によってこのメッセージは自動的に消滅(しょうめつ)する。諸君の健闘(けんとう)を祈る。

このホームページ上のスカウト運動に関する事項は、ボーイスカウト日本連盟ホームページ掲載「ボーイスカウト関係のホームページ開設」に沿って、川村悦子(ボーイスカウト静岡第22団ベンチャー隊隊長)info@shizuoka22.org の責任のもとに掲載しています。(メアドは@マークを小文字@に変更してご利用ください)

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