Skip to content. Skip to main navigation.

8月の隊集会は事前訓練を兼ねた寺キャンプ

毎年お盆の時期には夏のキャンプを実施していますが、今回はビーバー隊から上進してきたスカウト達のために1泊2日静岡市内のお寺で夏のキャンプの訓練を兼ねたキャンプを実施しました。場所はいつもの活動拠点ではなくスカウトの自宅でもある駿河区中島の昌林寺をお借りしました。

初めて親のいないところで仲間に囲まれて夜を明かしたスカウトもいましたが、熱帯夜にも負けずスカウト達は夜の本堂で無事に一夜を明かしました。

まずは初日、隊長は出張で不在ながらも副長主導によるセレモニーで集会が開始。集合から出発は駿府公園から。午前中は静岡市が空襲に遭った戦跡を辿ることで、戦争の悲惨さを実感し、平和への感謝と再認識をすることを目的としました。

空襲に耐えたケヤキの木、焼夷弾の跡が残る不去来庵(普段は一般公開していないとても特別な場所で)、そして静岡平和センターで実際に空襲に遭われた語り部のかたのお話を聞き、平和への思いを一層強くしたスカウト達でした。平和センターでは、静岡新聞と中日新聞が取材に来ており、2紙とも翌日の朝刊で記事にして頂きました。

午後は昌林寺に移動、隊長もここから合流。まずは、お借りするお寺への奉仕活動と言うことで、組毎にエリアを分けてゴミ拾いを実施します。それから、仲よしの輪、カブコール、国旗の掲揚と降納、気をつけ、休め、敬礼、回れ右などの基本動作の再確認、歌の練習、追跡サインを用いた追跡サインゲームなどで午後の時間を過ごしました。その間、保護者の方々が裏で夕ご飯を作って頂いていたので、午後のプログラムを終えてすぐにご飯にありつけました。今回のメニューはハヤシライス。カレーライスではありきたりだけれど、あまり手の込んだものを作るのも面倒でしたので。指導者もスカウトもおいしく頂きました。こういうときに食べるメニューはいつもなぜか食べ過ぎてしまいます。

その後、指導者とスカウト達は藤の花湯へ入浴に。昼間の汗を流してさっぱりします。

夜はベンチャー隊から隊長と上野君、伊東君の2名がデンコーチ役として手旗信号の指導に来てくれまし。この手旗信号、追跡サインと合わせて9月の夏キャンプでのプログラムで使用するための練習ですがスカウトにはもちろん内緒です。手旗信号、受信の練習のみでしたが、意外とスカウト達の食いつきが良かったので、スカウトも送信にチャレンジしました。手旗信号は、携帯電話が普及した現代では不要と思われがちですが、電源が不要、基地局も不要ということもあり、災害時にはアマチュア無線と同様の威力を発揮出来る通信手段です。ぜひともスカウト達にはマスターしてもらいたいですね。今回は手旗信号の持ち方、仕組み、原画(げんかく)というものがどういう物かを学んでもらいました。

就寝前には組長集会。キャンプの感想、夏休みの過ごし方、来月のキャンプに向けたヒントなどを話しました。もちろんお菓子とジュースという特権付き。余って持ち帰るお菓子は組で配布するということでした。さすが組長さん。

夜は、本堂で雑魚寝です。クーラーの効いた隣の部屋という選択肢もありましたが、遺骨やら位牌やらがずらりと並んだ部屋でしたので、スカウトは本堂を選択したのでありました(笑)。

翌朝は6時に起床、国旗を掲揚してからラジオ体操で体をほぐします。スカウツオウンでは、昨日の戦跡巡りの流れで、戦争で起きたことと今の平和への感謝の思いを各自が考えるようなお話しが出ました。スカウツオウンとは、Scout’s own serviceの略で特定の宗教に囚われないものの、各自が神への感謝の気持ちをもつきっかけとするために行う3〜5分程度の時間です。静岡22団カブ隊ではキャンプの朝にはラジオ体操のあとに実施することが多いです。

朝食は簡単にサンドイッチで済ませ、最後はお世話になったお寺に感謝のゴミ拾い。終わりのセレモニーをして今回の寺キャンプは終了しました。さあ、来月は2泊3日、富士山こどもの国での夏キャンプ本番です。みんな、準備はいいか?

夕食の準備やお風呂への送迎などご協力頂きました保護者の皆様にはこの場をお借りして改めて深く感謝申し上げます。

このホームページ上のスカウト運動に関する事項は、ボーイスカウト日本連盟ホームページ掲載「ボーイスカウト関係のホームページ開設」に沿って、川村悦子(ボーイスカウト静岡第22団ベンチャー隊隊長)info@shizuoka22.org の責任のもとに掲載しています。(メアドは@マークを小文字@に変更してご利用ください)

サイト管理