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10月は続いて秋のキャンプ

10月の隊集会、前回の迷彩マントで遊んだのに続き、うさぎスカウトにとって初めてのキャンプを実施しました。場所は静岡市内、日本平にあるさくらの広場です。ここは市内からもアクセスが良い割に「遠隔地」感があることや、ハイキングやワイドゲームを行うに当たっても環境が整っていることがスカウト活動にはとても都合が良いです。

【1日目】

さて、1日目は昼食を食べ終えた状態で集合します。組毎の仲よしの輪をしてからカブコールに続き、開会式を始めます。国旗儀礼では、当番組の組長さんに号令をかけて頂きますが、さすがに昨年度後半からやってきた・見てきただけあって、板につきつつあります。

そして例によって指令書。前回は河川敷の妖怪を観察することでしたが、今回は日本平に出没する山賊の観察となりました。それぞれの組に分かれて、ハイキングコースの途中に隠れて山賊を待ち伏せします。今回の山賊も、前回の妖怪同様なぜか3人組。山賊歴何十年という完全に役にはまった山賊がいたりして、スカウトも保護者だと分かっているはずなのに、びびりながら必死に隠れて観察してくれました。

そして、例によってキムスゲーム。山賊の外見の特徴を列記しますが、各組とも僅差でした。それから、山賊が大きな声で話していた「宝のありか」の秘密を実際に暴き出します。「青い印をした電柱から北西に10m」とか「赤い印をつけた蛇口から南西に12m」などと各組毎に、聞かせた内容が異なるため、全員が同じ方向に向かうリスクも減らしました。そして、見付けた順番が早い組からポイントを付与します。

そして、キムスゲームのポイントと合算、今回のゲームでは2組さんが優勝しました。カブ隊の祝声でその栄誉をたたえます。

夕食は、これまた例によってカブ隊名物カレーライス。勝った組から牛肉、豚肉、鶏肉をチョイス。カレー粉も色々な種類を買ってきたので、順番にチョイスしてもらいます。また、今回はちょっと嗜好を懲らして「隠し味」を準備。これは組対抗でじゃんけんして勝ったチームから好きな隠し味をチョイスしていきます。ちなみに、隠し味は「チョコレート」「インスタントコーヒー」「ましゅまろ」の3つでした。実際に隠し味の効果はというと・・・微妙(笑)。特に影響を与えるほどの味ではありませんでした。やはり隠し味ならでは?

夜は、保護者やリーダーの車に分乗して、富士山と共に世界遺産登録された三保の松原にある、ホテルの温泉に入浴しにいきました。制服で無くても裸でもスカウトの心を忘れないようにという、隊長のしつこいほどの説明に、大変行儀良く一般のお客さんから褒めてもらったスカウト達でした。温泉も心身共にリラックスさせてくれました。前回のキャンプでは、駿府ゆめ広場という浴場施設に行きましたが、こちらの温泉の方が子供250円、大人500円と安く、きらびやかな子供達を誘惑するようなものが無かったのでリーダーとしては使い勝手が良いと感じました。

キャンプ場に戻り、あとは歯を磨いて寝るだけ。と、空を見上げるときれい場星空が。夏の大三角形、カシオペア座、北極星を確認してこの日は終了しました。

【2日目】

朝6時に起床、6:30からラジオ体操ですが、結構ねぼすけが多いようで、時間通りに揃ったのは2組さんのみ。他はラジオ体操の歌が始まってようやく集まる始末でした。環境が変わると眠れないといううさぎスカウトが多く、そういう意味では年度初めにこういう準備キャンプのような事をやっておく意義はあるようです。

スカウツオウンでは、昨年の夏キャンプの時に座禅したお寺でお話し頂いた「罣礙(けいげ)」の心、のお話をしました。仏教のお話になってしまいますが分かりやすくかみ砕いて話してみました。「分かっているんだけど、面倒だからやらない」たとえば、靴を脱ぎ捨ててある様子を見て、そろえてあげた方がいいに決まっているんだけどめんどうだからやらない、ゴミが落ちていても面倒だから拾わない、このような心を罣礙の心と呼ぶそうで、その罣礙をなくすように心掛けましょうというのが、般若心経で読まれていました。

朝ご飯は、今年の夏キャンプでも実施した「牛乳パックのホットドック」です。これは、パンに色々なものを挟んで、それをアルミホイルで巻き、それを牛乳パックの中にいれて牛乳パックに火を付けて調理。燃え尽きたら調理完了という片付けが非常に楽ちんな調理です。スカウト達は思い思いに具材を載せてホットドッグを作っていました。

最後は片付け。たくさん楽しませてくれたキャンプ場をきれいにしてお返しするために自分たちが出したゴミだけでは無く、それ以上にきれいにします。(本来、スカウトは斥候活動(スパイ活動)がその基本であるため、敵にその存在を知られないために「来たときと同じ状態にする」という考え方もあります。来たとき以上にきれいになっていたら、そこに存在していたことが分かってしまうため。)

最後は閉会式で、「光の路」を元気よく歌って、次回の活動向け指令書を手渡し今回もキャンプが無事終了しました。

閉会式後も元気が有り余るスカウトのリクエストにより、今回も「おおかみさん、どこいくの?」でエネルギーを発散してくれた元気いっぱいのスカウト達でした。

このホームページ上のスカウト運動に関する事項は、ボーイスカウト日本連盟ホームページ掲載「ボーイスカウト関係のホームページ開設」に沿って、川村悦子(ボーイスカウト静岡第22団ベンチャー隊隊長)info@shizuoka22.org の責任のもとに掲載しています。(メアドは@マークを小文字@に変更してご利用ください)

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