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安倍峠ハイキング 2016年10月

10月のボーイ隊は、安倍峠ハイキング&梅ケ島の日陰沢金山跡の散策を行ないました。

ハイキングに先立ち、梅ケ島の金山と徳川家康の天下統一を象徴する慶長小判の歴史に関する課題に取り組み、事前の班集会では調べたことを持ち寄って発表を行なっています。

スカウト達は、この日、まず日陰沢金山跡を訪れました。
金山跡と、坑の周囲に住んでいた金掘師たちの集落の跡が残る日陰沢は、2年前の台風による土砂崩れによりハイキングコースが塞がれていて、残念ながら現在は一部を歩けるのみ。

日陰沢金山跡の史跡の情報を片手に、初めのミッションとして神社跡と庚申塔に向かうと、続いて次のミッションが出され、安倍峠を目指します。今川、武田、徳川の三代に渡り産出された梅ケ島の金は、武田の時代では、甲州金の鋳造のために安倍峠を越えて甲斐の国に運ばれており、その金の搬出ルートをたどって行きます。

梅ケ島温泉にバスで移動し、その先は安倍峠に向けてハイキング。いっきに600mほど登っていきます。

安倍峠に向かう旧歩道は、安倍川の源流に沿って、苔むした美しい森の中にあります。

標高1,400mに位置する周囲の木々はすでに紅葉が始まっていましたが、視界30mの深い霧に覆われて、幻想的な景色となっていました。沢は数日前の雨のために、普段より多くの水が流れて、足を濡らしながら先を進みます。

南北に広大に伸びる静岡市の最北は、山梨県との県境になります。安倍峠は身延町に通じる峠道で、山梨県側の林道は閉ざされていますが、スカウトは旧歩道を歩いて越境しました。

じつは今回の活動では、野生動物の観察の企画を立てて、実施することもミッションのひとつでした。
安倍峠の旧歩道には、シカの糞も落ちていて、絶好の観察対象でしたが、あいにく糞には気付けず…
しかしながら、麓の金山で安倍川の対岸に野生のサルを目撃しており、うれしかったようです。

ちなみに今月の歌は「さつま汁の歌」。そして、ハイキングの途中のエイドでは、さつま汁が提供されました。セレモニーではいまいちだった歌も、エイドで「歌を歌わないとあげない」とお題を出されて、しっかり歌いました。美味しい秋の味覚でした。

このホームページ上のスカウト運動に関する事項は、ボーイスカウト日本連盟ホームページ掲載「ボーイスカウト関係のホームページ開設」に沿って、川村悦子(ボーイスカウト静岡第22団ベンチャー隊隊長)info@shizuoka22.org の責任のもとに掲載しています。(メアドは@マークを小文字@に変更してご利用ください)

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